・【こども時代】
１９６６年、兵庫県姫路生まれ。
父が第二の家庭を持ち、私たちの家には滅多に帰ってこない、という半崩壊家庭で育つ。
母はいつも暗い顔でため息をつき、「あんたたちさえ生まれてこなければ」と繰り返していたため、「自分のせいで大好きな母が不幸になった。私は生まれてこない方が良かった」という罪悪感を抱え込み、自己否定の塊として育つ。

ものごころついた頃からの対人恐怖症、場面緘黙症。
小学校でも友達ゼロ。いじめられっ子。
自身のあまりの生きづらさと、精神科医だった父の影響で、早くも小学生の時から心理学の本などに親しむ。
高校時代にはフロイト、ユング、河合隼雄、などの著作に夢中になる。

・【大学時代】
一浪を経て早稲田大学第一文学部に入学。
父の勧めもあり精神科医を目指して医学部志望だったが叶わず、文学部に失意の進学。
相変わらずの対人恐怖症と生い立ちからくる自己評価の低さ、それに伴う感情の上下の激しさに苦しむ。
「世界旅行研究会」なるサークルに入部、バックパック一つでアジア各国をふらふらと旅して回る。
「バシャール」やシャーリー・マクレーンの「アウトオンアリム」などに触れ、精神世界にも目覚めた頃。
心理学科には進学しなかったものの心理学やカウンセリングへの興味も薄れず、独学を続ける。卒論「ユングと道教」


・【１９９２～１９９９　方向性を見失う。アイデンティティの危機】
大学卒業と同時に結婚、北海道の大自然の中で暮らしたいという夢を持つ夫にくっついて北海道へ転居、出産。
読書大好きなのに、本屋も図書館も半径２０ｋｍに無い生活。
お金もなく、興味のあることを勉強できるような場もなく、将来に夢も希望も描けない。
自分の人生は終わった、と思った。
経理系事務のパート従業員として一般企業で働くも、
低収入、針のむしろの人間関係、正社員と厳然と格差のあるパートの身分、
能力や個性が一切生かせない仕事の内容にやりがいを見いだせず苦しむ。
かといって、北海道の山奥の村に住んでいては、他に転職先もない。
いつまでもこのパートの身分にしがみついていないといけないのか？
他の可能性はないのか？
こんな生活があと何十年も続くのか？　絶望。


・【２０００～２００３　転換点！　四国香川県時代】
四国の香川県のあるまとまった仕事を、大工である夫が請け負うことになった。
つまりその建築工事の終了まで、という期間限定で、安定高収入が約束された。
「今ここで何か出来なかったら、一生変わらない！やらねば！」
香川に滞在している間に、何か手に職をつけなければ、私は一生あのままだ！
ずっと興味があった心理学やカウンセリングやスピリチュアルなことを仕事に関連づけたい。
その道で食べていきたい、活躍していきたい。
北海道の山奥の村に住んだままでできるような仕事がしたい。
最初、カウンセラーを目指して勉強することを考えたが、
諸般の事情や周囲の勧めもありタロット占いの勉強とコーチングの勉強を開始する。


2002年8月　東京にて、唯洋樹先生によるタロット講座受講。

2003年1月　大阪にて、CTIジャパンの大阪でのコーチ養成コース受講開始。

2003年5月　CTIジャパン応用コース修了。

　　　※2003年5月、コーチングのクライアント数４名



・【２００４年１月　コーチとして独立起業！】
２００３年末に、４年間暮らした四国の香川県から、北海道に帰る。
夫の仕事は途切れ、いきなりの収入ゼロ状態。
わずかな貯金で食いつなぎながら、
コーチングと占いで食べていくための試行錯誤に本格的に取り組む。

　　※２００４年１月、コーチングのクライアント数９名　


2004年春、HP完成。

　　※２００４年４月、コーチングのクライアント数１２名
　

その頃まだまだ対人恐怖症が強く残り、自信がなく、不安が強く、
自己肯定感の低かった私には、HPの公開はすごく抵抗があった。
でも、自分らしい人生を、自由に生きたいならば、ここで踏ん張るしかない。
夫の付属物ではなく、単純労働者でもなく、自分の個性を生かし、
自分の能力を生かして生きていきたいならば、
怖いとか苦手とか、言ってる場合じゃない。
恐れと不安に立ち向かいながら、
胃が痛くなる思いに苦しみながらのHP公開。メルマガ発行。




・【2004年10月　飛翔！】
コーチとしての起業独立を心に決めてからわずか１０ヶ月後、
HPが完成してからわずか半年後、
2004年10月に当初の目標の「月収３０万円」を達成。

　　※２００４年１０月、コーチングのクライアント数１７名　


2004年10月よりCTIジャパン資格コース受講
2005年6月修了
2005年10月認定試験合格。

CPCCホルダーとなる。

　　※CPCC (Certified Professional Co-Active Coach)
　　米国CTI 認定プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ

2005年にはタロット講座も開催を開始しました。


・【2016年まで　一家の大黒柱】
2004年から2016年までの１２年間、夫に専業主夫になってもらい、私が一家の大黒柱として現金収入の百パーセントを担いました。

北海道を代表するスピリチュアルコーチとして、道内だけでなく、日本各地に出張しました。
自らの起業体験を生かした「セラピスト開業・独立サポートプロジェクト（セラサポ）」を立ち上げ代表をつとめ、
日本中から素晴らしいセミナー、講座をピックアップし、
企画と集客のセンスを生かして札幌で次々に開催。


2007年には三人目の子どもを出産。
出産前後も現金収入の百パーセントは私でした。

　　　※コーチングのクライアント数、常時２０名前後。


2008年　ライトワーカーサポートサイト「珠帆印」を主宰（2016年まで）。
　　　　中でも、全国で活躍中のセラピストやスピリチュアリストを招いてのインターネットラジオ「珠帆印inねとらじ」は再生回数が2000回を超えるものがいくつもある人気コンテンツとなった。
2010年10月　タロット講座の講座名と内容を一新。「魂の成長を促すタロット講座（たまタロ）」として全国展開。
クライアントの魂の成長を支援し、自立や人格の向上、精神的成熟を促す真の占い師を養成する実践的なタロット占い講座として人気を博し、札幌、旭川、東京、大阪、沖縄などで継続的に開講し、教え子の中からプロ占い師がぞくぞく誕生。
2012年４月より「魂の成長を促すスピリチュアルコーチ養成講座（たまスコ）」を全国展開。



・【2015年　燃え尽き、そしてポリアモリー】
自分が大黒柱として経済的な全責任を負いながら三人の子供を産み育て、お姑さんに送金までする生活が私には重すぎ、2012年からちょこちょこ寝込むように。

2015年、もうごまかしがきかなくなり、自分がとてもつらいということを認める。
離婚したいと夫に申し出たのをきっかけに、離婚はせず、夫公認で恋人を持つことに。
そのことをSNSに公表したところ、ポリアモリー（隠し立てしない誠実な複数恋愛）として注目を集め、全国テレビや有名週刊誌などメディアの取材を立て続けに受ける。

2016年に大黒柱を夫と交代。
私は仕事の量を三分の一ほどに減らす。


2018年　12月よりこれまでの講座の集大成である「たまがく。」をリリース。
2019年　９月より活動名を「珠帆美汐」から本名である「千珠（ちず）」に変更。
2020年　１月23日より毎日２回（午前６時及び午後６時）千日間祈る「千日祈り」を開始。
　　　　２月より洞爺湖の門鑑定士・高橋真由美さんとともに「陰のお金オンラインサロン」を開始。
　　　　女性性原理の通貨「陰のお金」の概念を基に、次世代の経済社会での生き方を提唱している。



・【2021年　離婚、帰郷】
ずっと離婚したくないの一点張りだった夫だが、とうとう新しい彼女ができ、彼から離婚の申し出がある。
末の娘がまだ中学生だったこともあり離婚時期について協議を重ね、2021年6月21日の夏至の日に離婚届け提出、半年間の離婚後同居の末12月22日の冬至の日に別居。
３０年過ごした北海道を離れ、兵庫県姫路市の実家に転居。

離婚届を出しに行ったら夏至の日だったり、何気なく航空券を取ったら冬至の日だったり、不思議なタイミングでした。大いなる何者かの意思と導きを実感。

【2022年　６月現在】
８６歳の母を介護しつつ、実家で暮らす。
「あんたたちさえ生まれなければ」とため息とともに言われ続けたトラウマが癒される日々。

「千珠が帰って来てくれて本当に嬉しい」「千珠と一緒に暮らせて幸せ」「あんたとおると楽しい」と毎日のように言われ、「母との間にこんな優しい時間が流れることがあるとは」と毎日感動している。

奇跡って起こるんですね。

幼いころ、母にしてもらって嬉しかったこと
幼いころ、母にしてもらえなくて悲しかったこと
幼いころ、母にされてつらかったこと、たくさん思い出す。

嬉しかったことはしてあげて
してもらえなかったこともしてあげて
されていやだったことは絶対にしないように気を付ける。

母の介護に携われていることが、私のインナーチャイルド癒しの旅になっている。

「恋愛は壮大なインナーチャイルドの癒し」という言葉が好きなんですが
「親の介護こそ壮大なインナーチャイルドの癒し」だと言えますね。

　　　　　　　　　　　　　□　☆　□



【以下、2007年ごろに書いた文章ですが、今読み返してみても古く感じないので転載】



私はずっと、自己肯定感のとても低い人でした。
自分なんて、生まれてきただけ、周囲に迷惑をかけている、って。
なにをやってもうまくできない、ダメ人間だ、って。

でも、どこかで、
「私にはできることがあるはず」
「私らしさを生かすことで、社会のお役に立てるはず」って
信じていました。

その思いは心の奥底にずっとあったものですが、特にコーチングを勉強する過程で明確になってきました。
コーチングを勉強するためにコーチングを受けてみるクライアント体験の中で、
「誰一人間違っている人はいない」
「人は本来完全で、自分の中に答えを持っている」
と信じてくれるコーチに見守ってもらってもらわなければ、
とてもそんなこと、信じ続けられなかったと思います。

私がコーチングを受ける過程で得ることができた一番大きなものは、
「人の役に立ちたいって、願っていてもいい」
「そう大きな声で言っていい」
「熱い想いや熱い志を持っていてもいい」
「使命感を抱いていてもいい」
「それを表現してもいい」
と自分に許可を出せたことでした。


もちろん、
ホームページを作れたこと、
メルマガを発行できたこと、
絵本やコーチングのセミナーやワークショップを開けたこと、
収入が目標額に次々に達していったこと、
全てすごい意味のある達成でした。

コーチングを受けてなければ多分出来なかった、
もしくはもっとずっとずっと遅くなったことでした。

でも、それら全て、副次的なもの、副産物と言ってよいものに過ぎません。

　『私のこの青臭いまでの純粋さ、スポコン顔負けの熱さ、使命感を

　　恥ずかしがって隠さなくてもいい』

こう許可できたことが、全ての始まりでした。
私の中の“明”の部分、“光”の部分を、コーチングに出会えて初めて受け容れられた。
はじめて私は自分らしく輝いてもいいのだと腑に落ちたのです。

コーチングと出会えたことで、私の深い部分で、大きなシフトがありました。


もうひとつ、教えていただいた大切なこと。

人は皆、人を助けたがっている、ということ。

コーチングセッションの度に出される宿題の中に、何度も「助けを求める」ということが出てきました。

「メルマガの発行の仕方がわかりません、助けてください、とお友達５人以上にメールしてみてください」

「HPを作りました、見てみてご意見アドバイスを下さい、とメアドを知っている人全員に出してみてください」

「コーチングのセッションのモニターを探しています、お友達を紹介していただけませんか、と毎日３人以上の人に相談してみてください」


やってみたら、嘘のように助けの手がさしのべられたのです。

毎回。

必ず。



助けを求めて、いいんですね。

人は、喜んで手をさしのべてくれるのですね。

私は、それを、コーチングを受ける過程で実感することができました。

コーチングを体験して人間的に成長し、経済的な自立を果たしていく過程は、根強い対人恐怖、根強い自己否定（私は誰からも受け入れられない、とう）が少しずつ払拭されていく過程でした。



コーチをはじめ、「応援の力」のおかげで私はここまでこれた。

夫、父母、CTIで出逢った先輩コーチたち、コーチ仲間たち、

未熟なときから信頼してくれたクライアントさん方・・・

本当にたくさんの方々のおかげで、今、私はここにいます。



私にも、あなたを応援させてください。

あなたもまた、人の役に立ちたいと願っても良いのです。

使命感を持っていてもいい。

社会で活躍したいと熱く願っていてもいい。


「まずは自分からでしょう」と人から笑われたかもしれません。

「自分の頭の上のハエも追えないくせに」って。


自分でも自分に言ってしまうかもしれません。

「何ができるっていうの？」って。

「何の能力も取り柄もないくせに。」って。


でも、願っても良いのです。

願うことは、叶うこと。

人は自分にできないことは願いません。

どうか、熱く願い続けて下さい。

きっと、道が開けます。


そして、それを私に応援させてください。


私は人の「熱い想い」「熱い志」「情熱」「使命感」に反応するコーチです。

その波動に共鳴し、共感し、感応し、増幅し、応援することが得意なコーチです。

どうか、私にあなたを応援させてください。

あなたが理想に向かって羽を広げて大空に飛び立っていく姿を、目を細めて見送らせてください。